「転職を決め切れていないのに、登録していいのかな。」

最初に転職サイトに登録しようとしたとき、一番頭にあったのはそれでした。エージェントから「本当に転職するんですよね?」と聞かれたら何と答えるか。迷っているだけの自分が登録したら、冷やかしになってしまうのではないか。

そういう不安を抱えたまま、それでも試しに登録してみた日のことを書きます。


相場を見て最初に感じたこと
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登録して求人を見始めたとき、最初に目に飛び込んできたのがTL・PM層の年収帯でした。

600万円〜。

正直、その数字には驚きました。同時に、求人票に書かれた職務内容を読んでいると「プロジェクト管理・課題管理・ベンダー調整・ステークホルダーとの折衝」という記述が目に入る。自分がPMOとして毎日やっていること、そのままでした。

タイトルが「TL」「PM」になっているだけで、中身はほぼ同じ。

「自分のやっていることが、こういうポジションとして評価されるかもしれない。」

それがわかった瞬間、自分の経験をようやく外の目線で見られた気がしました。


案件を眺めてわかったこと
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求人の数は、思った以上にありました。「PMO経験者歓迎」「プロジェクト管理経験者歓迎」という求人は、業種を問わず広く存在しています。

ただ、正直に言うと、最初はどの求人も似たように見えます。プロジェクト管理・課題管理・調整業務……読んでいるだけではなかなか違いがわからない。実際に面談して話を聞いてみないと、自分に合うかどうかは判断できない部分が多いと感じました。

これは最初から知っておいた方がいいことだと思います。求人票を眺めるだけでは不十分で、エージェントとの面談で「どういう環境の会社か」「どんなスキルが実際に求められているか」を確認して初めて、ちゃんとした比較ができる。


「冷やかし」の不安は杞憂だった
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登録前に想像していたのは、エージェントからひっきりなしに連絡が来て、転職を急かされ続ける未来でした。

実際はそうではありませんでした。

連絡の頻度は自分でコントロールできます。「今はまだ情報収集の段階です」と伝えれば、担当者もそのペースで接してくれます。転職しないという結論になっても、何かペナルティがあるわけでも、費用が発生するわけでもありません。

💡 転職エージェントは「転職を決めた人のためだけのもの」ではない
エージェントに登録する人の多くは、最初から転職意欲が固まっているわけではありません。「迷っている段階」で情報収集に来る人を、エージェントは日常的に受け入れています。「まだ迷っています」と正直に話すのは、冷やかしではなく、ごく普通の使い方です。

相場を知ることが、自信につながった
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転職した人の話を聞き、求人を眺めているうちに、ひとつのことが見えてきました。

SIer PMOとして積み上げてきた経験——複数ベンダーとの調整、課題管理の体制構築、リリース前後のリスクコントロール——は、外から見ると「プロジェクト管理ができる人材」として評価される経験でした。自分では「管理業務をこなしている」という感覚しかなかったものが、市場では違う見え方をしている。

PMO経験は、意外なところで評価されています。

そしてそれを知ることは、自分への自信につながります。今の職場で感じている閉塞感が「環境の問題」なのか「自分の力不足」なのかも、市場に触れることで初めて判断できるようになります。外の目線を持つことで、今の状況が客観視できる。


悩んでいるなら、まず相場だけ確かめてほしい
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転職するかどうかは、相場を確かめた後でも決められます。でも相場を確かめないまま「なんとなく不安」の中に居続けても、何も変わりません。

「冷やかしかもしれない」と思っている人も、それで構いません。冷やかすつもりで覗いてみて、気づいたら自分の可能性が見えていた——それで十分です。

登録は無料、面談は無料、転職しなくても費用はかかりません。まず相場を知ることから始めてください。

まず相場を確かめるところから
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